婚活をする上で大切なことのひとつとして「結婚がゴールではない」という考えも頭にいれなくてはなりません。
婚活を続けていざ結婚となっても、結婚後のライフスタイルの変化もありますよね。
麻布十番にある結婚相談所ラシックでは、結婚後のキャリアチェンジ・子育て支援にも力を入れていらっしゃいます。
今回は、ラジオキャスター・社長秘書・外資系企業などさまざまな経歴を持った婚活カウンセラーの関根万美子さんに、婚活~結婚後のお話までインタビューをしてきました!
結婚相談所を利用される方のきっかけ
——結婚相談所を利用される方も多くは、どのようなキッカケで利用しようと考えているのか教えてください。
関根さん:結婚したくてもできない人なんですが、最近多いのはアプリで上手くいかなかったという人が多いです。
メッセージのやり取りをしていて、いざ会う約束したのに来なかったとか、既婚者だったとか。別サイトに誘導されたなんて話も聞きます。
また子育て支援に力を入れているので、既婚者の方が共感してくださり紹介をしていただくことが多いです。
——確かに、なかなか結婚後も手厚くサポートするという相談所は珍しいなと思いました。
関根さん:サポートされているところはあると思いますが、ラシックのように会社のビジョンとして掲げているところはないかなと思いますね。
結婚相談所の選び方のポイントを教えてください。
——東京には数多くの結婚相談所があるとおもいますが、選び方のコツはありますか?
関根さん:やはり一番は婚活カウンセラーとの相性だと思います。
あとはサービスもいろいろあるので比べながら相性を見ていくのがいいんじゃないかなと思います。
——紹介が多いとおっしゃっていましたが、その場でラシックに決める気持ちで来ている方が多いのでしょうか。
関根さん:割とそうですね。
紹介してくださる人が「ここがいいよ!」と推してくださっているので、後はご本人とわたしの気が合うかの確認という感じですね。
——結婚相談所は、あらたまった場所というイメージもあるので関根さんの明るい人柄があってこそですね!
関根さん:入会希望の方には「こんな楽しい人だったんですね!」とよく言われます。
すごくアットホームです。笑
婚活が上手くいく人の特徴
——結婚相談所で婚活をされる方で、上手くいく人の特徴を教えてください。
関根さん:ずばり「素直な人」です。
「こうでなきゃいけない!」「こんな人じゃなきゃ嫌だ」という感じで我が強かったりして、そこを崩せなかったりすると難しいかなと思います。
本当の理想はちょっと違ってたんだ、「こんな人が合うんだ」と気づいて軌道修正できれば上手くいきやすいです。
——絶対理想を崩さないという人も多いのでしょうか
関根さん:最初のカウンセリングの時はそうですが、ちょっとずつマインドセットをしていくのが私たちの仕事だと思います。
素直な人はその期間が短いんです。
誰しも夢や理想像がありますが、それが自分に合っているのか確認するのがいいです。
素直な人は「そうだったんだ!」とすぐ軌道修正できますが、頑固だと時間がかかるな…という印象です。
——上手くいかない人は聞き入れなかったり頑固な人が多いのでしょうか?
関根さん:そうですね、ただそこから関係性を少しずつ解きほぐしていきます。
結婚に対する価値観の変化
——若者の結婚に対する価値観の変化は10~20年前と比べて変化はありますか?
関根さん:自由度が広がったと思います。
結婚してもしなくてもいい、なんなら離婚してもいい。けれど昔は「結婚しなければいけない、離婚はしてはいけない」という感じが強かったんじゃないでしょうか。
選択肢が広がり、情報があふれている、またコンビニエンスストア等が発達してひとりで生きていくことに困らないという点が大きいですよね。
選択肢が多い分、結婚という選択肢を選ばなくてもいいという自由ができました。
——結婚したいという欲は昔の方が強かったのでしょうか?
周りがみんな結婚するから私も、という風潮が強かったと思いますが、今は結婚しないという人も多いので、下手な安心感があると思います。
あとは、男女の関係性の変化は感じます。
やはり男性が草食系で女性の方が積極的ですよね。
以前私が会社員だったときも、若い男の子は恋愛は二の次で「恋愛が面倒くさい、金もかかるしプライベートの時間がなくなる」と言うんです。
「いやいや、恋愛がプライベートだよ!」と思ったんですが。笑
昔は男の子は女の子に対して積極的なイメージがあったんですが、ずいぶん変わったんだなと思いました。
ものを所有しない時代なので、彼女もいらないような・・・
——男性の会員さんでも草食系が多いですか?
関根さん:ラシックの今の会員さんはガツガツとまではいきませんが結婚したいと言って入ってくるので、そこまでではないですかね。
忙しくて出会いがなかったとか、お休みが土日ではない不定休で出会いがなかったとか仕事環境の影響や身元がはっきりしている人を探したいとかが主な理由で入会されます。
今まで最も印象的だった会員様のエピソードがあれば教えてください。
関根さん:見た目もよく自信があるからか上から目線な男性会員がいらしたんですが、その人はマインドセットが難しいなぁと思ってたんです。
お見合いなどをこなしていく中で最初は「写真とちょっと違いました」など相手に対して否定的な意見が多かったんです。
それが、お見合い回数を重ねるうちに「今日は力不足で、会話が盛り上げられませんでした。」と言うようになったんです。
人に会っていくうちに自分の欠点が見えてきたんだそうです。
それだけでも婚活を始めてよかったと思ってもらえて・・・出会いって人を成長させるなと思いました。すごくうれしかったです。
——その方は今も活動中なんですか?
関根さん:そろそろ結婚がみえてきてますね!
尖った男性だったのですが、お相手の女性が非常に心の広い方で、その女性と会うと「ホッとする」と言いはじめたんです。
その彼女の影響が大きいのではと思います。
選ぶよりも選ばれなくてはいけないって。
結婚相談所は、真剣交際までは並行して何人かと付き合えるので常にライバルがいる環境です。
自分と上手くいっていると思っても、もっと上手くいっている相手がいるかもしれないので選ばれる努力が必要ですね。
双方の相談所で情報(性格とか、嗜好とか)を出し合って話しやすく盛り上がれるようにお手伝いをします。
プロフィールがありますが、実際には見えていない部分も多いので・・・。
たった1時間のお見合いだとしても少しでも話を広げられるようにしたいですからね。
カウンセリング内容について
——入会を検討されている方にどのようなカウンセリングを行っているか教えてください
関根さん:一番大事にしているのは、どういう家庭像があってどういう人と結婚したいか確認することですね。
残念ながら、明確に答えられる方はほぼいらっしゃいません。
なので、ヒアリングしていくことから始めます。
——具体的な要望を聞くという感じでしょうか
関根さん:最初は年収1,000万円以上の人がいい、などの要望もお話されるんですがまずは聞きます。
けれど将来をイメージしてもらって、
「子供が欲しい」→それは旦那さんと一緒に子育てしたい?子育てに専念したい?といろいろな形があります。
将来像に合う人はどんな人なのかというのを逆からとらえていきます。
実は、リタイアしたら田舎の方に住みたいとか、ずっと都会で精力的に動きたいとかいろいろあると思うんですよね。
それなら、こういう人がいいんじゃない?とか、年収1,000万円以上の人が土日いつも一緒に出掛けて子育ても積極的に手伝う、となると無理があるんじゃないかとか考えていただいたりして。
常に仕事のことを考えているだろうし、お金はあるかもしれないけど遊んでもらえなくて寂しいかもしれないよ、ということも理解しておくと自分に合う相手が分かってきます。
——その場で修正していく感じですか?
関根さん:そうそう、大卒こだわる・・・?みたいな。マインドセットをしていきます。
徐々に修正をしてもらう感じです。
他の結婚相談所と比べてラシックの強みはありますか?
関根さん:やはり子育て支援まで見据えたサポートです。
結婚したい人には結婚をしてもらい子どもを授かったら安心して子育てしてほしい!
とはいえ「出産が不安」という方も多かったので子育て支援をすることで安心して結婚して出産してほしいという想いが出発点です。
若い会員さんが多く子どもが欲しいけどキャリアダウンや子育てが不安という方にも、
「子育て支援」という形で末永くお付き合いができる点です。
——幅広いネットワークがあるんですか?
関根さん:はい、繋げています。専門家ともつながっているのでプロを紹介することもできます。
子育て支援団体や人材会社とも手を組んでいたり、キャリアコンサルタントのプロもいます。
自分軸探しトレーナーともアライアンスを組んだり、もちろん弁護士さんとも提携をしています。
女性の場合は、結婚や出産によるキャリアチェンジの可能性もありますよね。
そういったときに力になれたらなと思います。
自分が結婚出産を経験した中で、欲しかったものを作っています。
結婚相談事業を立ち上げようと思ったきっかけを教えてください。
関根さん:私自身、出産をしたときに子育てで孤立を感じ、産後鬱っぽい感じになってしまったんです。
すごくポジティブシンキングな人間なんですが、産後1ヵ月って全く外に出られないんです。
授乳もあり、朝昼晩がわけがわからない状態になってしまいました。
それまでバリバリのキャリアウーマンだったので、社会から隔離されているのを感じたんです。
周りの友達はママをもう卒業しているし、電車では子どもが泣くと、あからさまに嫌な顔をされたりして。
その経験をしたのは10年ほど前でしたが、そういった社会の環境は今も変わっていないなと感じています。
それって当事者感がないのかなと思ったんですよ。子育てに関わる人がもっと増えないと少子化の中で子育てに興味を持つ人がいなくなってしまい、子育て環境はよくならないと思ったんです。
子どもがいないことには子育て支援も難しいので、子どもを増やすためにもまず結婚相談所を始めようと思ったんです。
実は子育て支援が出発点なんです。
今の結婚相談所業界の改善点はありますか?
関根さん:まだまだ世間的な結婚相談所のイメージがネガティブな気がします。
高いとか、無理やり押し付けられるんじゃないかとか。
わたしは、35歳で今の夫と出会ったんですが恋愛結婚で2年かかりました。
結婚できないかもしれないとドキドキでした。
35歳から重ねていく1歳ってすごく貴重なのに、非効率的でしたね。
相手との温度差が分からなくても、結婚相談所なら第三者が入るのでわかるんですよね。
タイミングを図れるのは大きいです。
結婚相談所は短期間で結婚相手をみつけられるいいシステムだと思うのでそれを広められるように努力をしていくべきではと思います。
婚活のカタチが多様化する現代において結婚相談所はどのような役割を果たすのか
——マッチングアプリや街コンなど婚活の方法が多様化していますが、結婚相談所の役割をどのように果たしていくのか教えてください。
関根さん:広くいろいろな人と直接出会えるという点はいいかなと思います。
ただ、彼氏彼女を見つけるレベルならいいですが、結婚となると難しいかなと思います。
アプリや街コンでも積極的な方は結婚できていますが、自信がないという方は結婚相談所が向いているのではと思います。
出会いの多様化は悪くないと思っており、積極的に行動を起こす人は人生を前向きにとらえていると思うので、業界が活性化するという意味ではいいのではと思います。
どこに出会いが転がっているかわかりませんからね。
ただ、信頼度はどうなのかなと思います。
まだ結婚していない若者に一言
——晩婚化や少子高齢化といった社会問題がある中で結婚相談所の専門家として若者に一言お願いします!
関根さん:いつか結婚したいという人は対象年齢の男女の8割に上るという調査結果がでています。
いつかといっているうちに適齢期を過ぎていたという人が多いので、いつかではなく今だと思います。
今日より若い明日はない、今日が一番若いので思い立ったが吉日、はやく行動に移すのがいいかと思います。
最後に
たとえ結婚ができたとしても、結婚後の不安や悩みは尽きませんよね。
ラシックでの結婚後の手厚いサポートはかなり心強いのではないでしょうか。
関根さんはとても明るく人を楽しませてくれるような方なので、楽しく婚活ができるのではと思います。
結婚後の不安がある、一歩踏み出せないというかたこそ、麻布十番の結婚相談所ラシックをオススメします!