高級ブティックや上品な飲食店が立ち並ぶ煌びやかな街「銀座」。
そんな銀座において、ひときわ異彩を放つ通りがあります。
男女の欲望が渦巻く通り、それが「コリドー街」です。
コリドー街は有楽町駅と新橋駅のちょうど真ん中に位置する通りで、2010年代前半あたりから都内で働くサラリーマンたちのナンパスポットへと徐々に変貌を遂げていきました。
毎週金曜日、ちょうど1次会が終わるくらいの21時を過ぎるとコリドー街はお持ち帰りを狙うサラリーマンと、ナンパ待ちをするOLたちでごった返しています。
そんなコリドー街のナンパの実態についてLOVEテラスの編集部は調査をすべく、金曜日21時のコリドー街に乗り込むことにしました。
今回の調査では
- 女性はどういう男性からナンパをされるのか
- 男性は本当にナンパをしてお持ち帰りが出来るのか
という2点について調査をすべく、実際に女性ライターがナンパをされ、男性ライターがナンパをしてみることにしました。
女性ライターがナンパをされてみた
普段は絶対ナンパはシカトするタイプのmomoですが、あえて今回はナンパを受けに行ってきました!
コリドー街到着早々、「本当にナンパされるのか!?」と不安で胃が痛くなる…
ちなみに今回裏設定があり、
・会社の先輩後輩の二人組
・銀座シックスでご飯を食べて来た
・このあと会社の先輩(男女)と合流する予定だが、少し時間がある
・職場は横浜
という設定です。
そういえば周りの女性、やたらベージュのトレンチコート着てたなぁ。
もう、気合十分な様子が伝わって来ましたね…
ベージュトレンチ着てない我々は果たしてナンパしてもらえるのでしょうか。
ナンパ一組目
さすがコリドー街、少し歩いただけで早速一組目の男性二人組に声をかけられませした!(よかった)
なんと調査開始5分。
・ボクサー二人組(34歳)
・コリドー街に初めてきた(本当か?)
・新橋にラーメンを食べにきて、ちょうど通った

不意打ちで早速声をかけられ、一瞬戸惑う。ナンパされようと意気込んだにも関わらず、いざ声をかけられると挙動不審になる始末。



なんか回りくどいなぁ…絶対ナンパ目当てでしょ。



いやいや、話の流れ!




と、ここで連絡先交換。飲みに断られても連絡先さえ分かればまた誘えますからね!なるほど、と冷静に関心。

LINEを聞いたタイミングで名前を聞かれました。
男性側のLINEのアイコンの猫の画像で、それをきっかけに会話が広がっていったので盛り上がりました!どうやら同棲していた元カノに、飼っていた猫を取られたらしい。

元カノの話題を出したタイミングで彼氏がいるか確認。と、立ち話をしている途中で別の男性が「君たちマッチングした?」と乱入してきました。

と撃退。
ナンパされてる最中にナンパ順番待ちができるのは初めての経験…笑

立ち話でだいたい10分。普通ナンパでこんな長時間になる??
そもそも、コリドー街に初めて来たという割には慣れた手口でした。(他でやってるな?)
ナンパ二組目
一組目とバイバイした直後に二組目に声をかけられました。
時間にして約5分、もうこのコリドー街独特のスピード感は訳がわからない。
・営業職男性とその地元の友人(25歳)
・ノリがいい感じ

小雨が降ってきたタイミングで傘もなく丁度どうしようか悩んでいたところ。






いや、唐突でしょ!!とりあえず飲み行くかLINE聞くかどっちかって感じかな??


めちゃ正直。けど、コリドー街にいる男性は当然ナンパ目的は承知なのではっきりナンパ目的でいると言ってるのは好感持てますね!
下手に「いつもは来ないけど、」なんて言っちゃう男性よりよっぽどいい。(さっきのボクサー)



練習って!ちょいちょいジョークを交えてくるので話を聞いていても楽しかったです。

いやどっちって言われても知らんよ!!

一組目の人に比べてかなりグイグイ来る感じでした。LINEを交換したあとは一組目の男性たちと同様、名前や職業について話す流れは同じ。


コリドー街でナンパ待ちしている女性は会社名を聞いてくる!会社名重視の女子多いみたいですね。
「聞いて来やがったな」という感じでコリドー街でよくナンパをしている男性はナンパした女性から良く耳にする言葉ではないでしょうか。
ひとまずLINEを交換したので退散。
一組目のボクサーに比べ「ナンパするためにコリドー街に来てるよ〜」という潔い感じでした。
女性側も、コリドー街にいる男性がナンパ目的以外の何者でもないことくらいわかっているので、ノリよく正直にナンパだよって言ってくれる方が楽しいなぁ。
女性側も割り切れますしね。
ナンパ三組目
コリドー街の中心地「HUB前」へやってきました。
ちょうど22時過ぎ、だいぶ周りも出来上がってます…しかもHUB店内には入りきれないほどの人!
行列ができているほどでした。笑
私たちもHUB店内に入るために並んでいたところ、サラリーマンの男性二人にナンパされました。
(ただ店に並んでるだけでナンパされる街ってすごいな…)
サラリーマン二人組(20代後半)
だいぶ酔ってる
もう、ナンパというか酔っ払いに絡まれてる感じ。
ナンパされるのにも慣れてきて、感覚が若干麻痺してますが、会話の内容はどの男性も変わらず、
- 今から飲みに行こう
- 連絡先教えて
この2択の繰り返し。
慣れてくると「またか」という感じで飽きてくる&この人たちじゃなくてもいいかという感情が生まれるので、やはり何かしら自分のアピールポイントを持っていて欲しいですね。
と、はじめあんなに「声かけられなかったらどうしよう」と思っていたのに、コリドー街の雰囲気に慣れてくると女性も余裕が生まれます。
やはりコリドー街ではスピード勝負ですね!
ナンパ四組目
HUBはちょっと入りきれなさそうなので、別の飲食店で腹ごしらえをし、再び外へ!
終電まであと30分ほど、大して歩いてないのにまたサラリーマンに声かけされました。(すごいな)
・サラリーマン二人組(30代半ば)
・新橋にお勤め
敢えてMOMOたちは「取材です!」と言って話を聞いてみることに。

ですよね、当然信じてもらえず。
(一応取材として)話を聞いていると、すでに一組女の子とご飯に行ってたみたいです。


いや、どうせキミからナンパしたんでしょ、と思いながらも話を進めるともう一軒付き合ってくれる子を探しているらしい。



ちなみに彼は川崎から来てるそうです。


もう、だいたいどの人も同じようなナンパ手法だなぁ。
そして終電が近くに連れて、飲み目的からお持ち帰り目的にシフトしてますね。
コリドー街のナンパの傾向は似ている
よく聞かれたことも共通しており、
- 今から飲みに行かない?
- LINE教えて!
- どこからきたの?
- なんの仕事?二人はなに繋がり?
- 彼氏はいる?
という感じで、割と直球で来ます。
男性側も、女性がナンパされにコリドー街に来ていることはお見通しなので、下手に探るよりも話が早い!
コリドー街でナンパをして来る男性に共通していたのは、スピード感とストレートさの二つ。
もしナンパ失敗してもいくらでもナンパしてほしい女性が歩いてるし、回りくどい言い回しをせず、二言目には「飲みに行こうよ、LINE教えてよ」
普通なら目も合わせず去って行きそうですが女性側もナンパされに行ってるので割と足を止めています。
というか、通りの至る所で男女がナンパによる立ち話をしている異様な光景が広がっている…
ナンパされてる姿を道ゆく人に見られて恥ずかしいなんて感情もありません。
ただし、一度足を止めると長時間拘束され、終わりが見えない。女子二人なら、巻くかついて行くか事前に何か合図を決めておくといいかも!
男性の年齢層も、20代半ばから40歳くらいと幅広かったです。
職業は新橋周辺の会社員が多くスーツの男性が目立ちましたが、私服の人やサラリーマン以外も多くごった返していました。
LINE交換したその後
結局3人の男性とLINE交換をした訳ですが、帰宅後全員からLINEが来ました。
内容もみんなだいたい共通していて、
今日はどうも〜!家帰れた?
面白いくらい、みんな家に帰れたか心配(?)してくれました。
これ、帰ってないって返事を期待してたのだろうかは不明。
ただ、この3人がそれぞれどの男性か全然覚えてない…相手もどの女性かわかっててLINEしてるのかどうなのか。
その3人のうち、ひとりが「横浜から来た」ということを覚えくれていたのでLINEを返してみました。
しばらくLINEのやり取りをしてみましたが、文章長め、質問責め(一回のLINEに3つくらい質問文が入ってる)のLINEに疲れてしまい、GWごろにはLINEのやり取りをフェードアウト。
LINEのテンポについて、短文でポンポン来た方が返しやすいのに、一回のLINEにいくつも質問が入っていたり長い文章は返しにくいです!
もちろん、短文より長めの文章が好きな女性もいるので、お相手のペースを探って合わせるのも手。
コリドー街でナンパを受けてみた感想
・相手のテンションに合わせる必要がある
・女性同士で合図を決めておくべき
女性2人でコリドー街歩いていればすぐにナンパされますが、好みじゃない相手を巻くテクニックは身に付けたいもの。
男性は直球でくるので、女性もストレートに「他の人探してみます!」と断ってもいいと思います。
男性ライターがナンパをしてみた

女性ライターが他の男性からナンパをされているすきを見計らって、男性ライターであるリッキーも実際に女性にナンパをしてみることにしました。
余談ではありますが、リッキーが新卒で入社した会社には俗に言うパワハラ上司がおり、会社という縦社会で生きるリッキーはそのパワハラ上司が命じることに従うしかない状況がありました。
例えば会社の飲み会のあとなどに「ナンパをしてこい」と命じられることも多々ありまして、リッキーは文句を言うこともなくそのミッションを実行していたわけです。
そんなわけで、今回のコリドー街調査においても女性へのナンパに関してはそれなりに自信がありました。
ひとまずナンパをすると決めた直後、フィールド全体を見渡し、獲物が現れるのを虎視眈々と待ちました。
歩いている女性に声をかけ、見事撃沈しているサラリーマンを見て
「ふん、青いな。そんなもん引っかかるわけがなかろう。」
などと心の中でツッコミを入れるなどして女性の品定めをしていると、ちょうどスターバックスコーヒーから出てくる女性2人がいました。
リッキーは確信しました、「これは絶対に行ける」と。
- ただ単にコーヒーが飲みたいだけならわざわざコリドー街のスタバを選ぶ理由がない
- 喫茶店から出てきたばかりで「よしこれから飲むぞ」というテンションに違いない
- 喫茶店から出てきたばかりなのでまだ誰からも声がかけられていない
これらの仮説を一瞬にして頭の中で組み立て、他の男どもにとられる前に光の速さで女性たちのもとへ行き声をかけることに。
リッキーは知っていました。
コリドー街でナンパ待ちをする女性の99%が飯をおごってもらう前提であるということを。
それ以外の奇をてらうような声掛けは無用であるということを。


えぇ、それはもうあっさり食いついてきましたよ。
今日の晩飯代をおごってもらえると思いコリドー街にきたら、まさか来週分の飯代も出るというのだから。
やはりコリドー街の女性はお金で訴求するのが最も効果的であることが分かりました。
とはいえ残念ながら今日は調査目的で来ているため、飲食店には入ることなくLINEだけ交換して退散することに。
結論
女性の場合
ナンパ待ちをするならコリドー街はうってつけです。
とにかく男性の数がハンパじゃないので女性側は選び放題ですから。
また、銀座という立地のおかげもあってか属性がまともな男性が多いというのもポイントですね。
駅前とかで声をかけてくるストリートナンパの場合はそこまでスペックが高くない男性も数多くいるので、属性まで重視したいならやはりコリドー街はオススメです。
ただし!真剣な恋愛をしたい人にはオススメできません。
コリドー街に来る男性のほとんどが「お持ち帰り目的」なので、そこまで真剣な出会いを求めている人はいませんので。
男性の場合
正直に申し上げますと、コリドー街でナンパをして当日中にお持ち帰りするのはかなり難易度が高いです。
コリドー街にいる女性のほとんどが2人以上のペアでいるため、ナンパをする男性側も数人で行うのが基本になります。
複数人で食事をしたあと自然な流れで1対1に持ち込むのってどう考えても難易度高いですよね。
一軒目に2体2で食事をしたら解散をするか、よくて2体2でカラオケに行く流れになります。
ソロナンパであれば1人で歩いている女の子に声をかけてその日中にお持ち帰りすることも十分に可能ですが、2人以上のペアを組む必要があるコリドー街での当日持ち帰りというのはやはり無理があります。
最後に
出会いを求めてコリドー街に毎週のように繰り出している人がたまにいますが、正直なんでそんなに効率が悪いことをするんだろうと思います。
そもそも恋愛というのは1体1になる時間が持ててからがスタートなわけですが、コリドー街でのナンパは
「声かけて何度も断らる→ようやく複数人同士でお酒を飲めてLINE交換→後日再び1体1で会おうとLINEで交渉する」
っていうプロセスを踏まなきゃいけないわけですよ。
下手すれば出会ってからお付き合いするまで1ヵ月近くかかる可能性もあります。
そんな効率の悪いことするならマッチングアプリやりましょう。
マッチングアプリならLINE交換をして出会うところまで1週間くらいでいけます。
それこそDineなら上手くいけば24時間以内に女の子と1体1で飲みにいくことも可能です。
Dineは「メッセージのやり取りなしにすぐ出会える」がコンセプト。もちろんマッチングしない限りは無料で使えます。
また、Dineユーザーは銀座に遊びにくる女の子層が多いため、タイミングが合えば即飲み会の展開も普通にあり得ます。
こんなに便利な出会いのツールがある時代にナンパをする意味が本気で分かりません。
今は20代~30代の5人に1人がマッチングアプリをやっている時代ですよ皆さん。
本気で異性と出会いたいと考えているならコリドー街なんて行ってないでマッチングアプリやることを強く推奨します。