結婚相談所の魅力と言えば何と言っても仲人(カウンセラー)がつく、という点です。
対面でのカウンセリングのほか、電話やメールなどでもアドバイスが受けられるというのはアプリや街コンにはないメリットです。
しかし、裏を返せば結婚相談所に入会すれば、婚活が上手くいくかどうかはたった1人の仲人さんに大きく左右されてしまうとも言えます。
ですから、結婚相談所を利用している人の中でも
- 相談したいときに仲人さんから連絡が返ってこない
- 仲人さんとの相性がどうも合わない
こんな悩みを抱える人は少なくありません。
しかし、千葉県の木更津にある結婚相談所「アイマリッジ」様は、キャラクターの異なる2人の仲人さんが二人三脚でサポートをしてくれるんだとか。
2人の仲人がサポートをするとどのようなメリットがあるのでしょう。
今回はアイマリッジの仲人さんである小川さん、そして武石さんにインタビューをしてきました!
入会のきっかけ
——御社にはどういうきっかけ・方法で入会する人が多いですか?
小川さん:ほとんどの方が当社のSNS(HP、fb、ブログ・・・)を見て来られます。8~9割くらいです。
ずっと気になっていたけれど、やっと来られました。という方がほとんどです。気になってから1年ぐらいが普通でしょうか。
その他、親御様が見てお勧めするという方もいます。ご紹介もありますが、やはり、相談所は敷居が高い印象があるようです。
——会員様の男女比はどれくらいですか?
小川さん:男性の方が断然多いです。
武石さん:都心の方だと女性の方が多いのかもしれませんが、千葉だと男性の比率の方が高いです。7:3くらいじゃないですか?
小川さん:女性も入ってこられるんですが、すぐに諦めてしまう人が多いかもしれません。
武石さん:あとは、男性の場合は「ここでやる」と決めたらずっと続ける方が多いんですが、女性は他にもアンテナを巡らせるので、入っても「他で良い人見つけました」と言って退会される方が多いです。
——男性と女性とでカウンセリングの難しさの違いとかはありますか?
小川さん:男性の方が素直な方が多いかもしれません。こちらが言ったことをすぐに取り入れてみるとか。
男性は「自分はダメなんだ」という意識でスタートする印象が強くて、女性は「今の私で良い」「もっと良い人いないかな」という理由で入会される方が多いです。
なので、男性は自分から変わろうとする、逆に女性は自分に合う人を探す、という意識の差です。
結婚相談所の選び方
——結婚相談所の選び方を教えてください
小川さん:まずは自分が一番接する人(仲人、婚活アドバイザー、コンシェルジュなどいろいろ言われる方)と、気が合うかどうかが重要だと思います。
信頼とも言えますが、信頼していない人から何を言われても心に刺さりませんよね。
お説教型がいい人もいれば、友達のように言ってくれる方がいい方も、事務的に進めてほしい方もいると思いますので、入会説明の時に、この人とは気が合いそうだ、信頼できそうだと思えるかどうかを見ていくと良いと思います。
あとは、今は様々なシステムがありますので、そのシステムが自分に合っているかどうかです。
情報量が多い、有名、会社が大きい、というのはあまり、気にしなくてよいと思います。
会員さんが3人しかいない相談所でも、その3人が全員お相手を見つけているなら、成婚率は100%です。
担当者1人が200人受け持っているところと比べたら、どうかな?と思ってもらえたらいいと思います。
でもシステムだけを使いたいと思っていて、助言などいらなければ、大きいところが合っているので、自分の性格とやりたい方向性をよく考えて、お金を払うのが良いかと思います。
——結婚相談所によって料金システムに違いがありますが、料金で選ぶのはどうでしょうか
武石さん:料金が明確になっている結婚相談所だったらいいですよね。中には不透明なところもあったりしますから。
あとは、成婚をしたら成婚料を払うという成功報酬型のところと、先に払うシステムの結婚相談所があります。
当社はどちらでも対応できますが、当社で100%成婚出来るかどうかなんて最初から分からないですから、入会をしたあとに他で良い人が見つかったとなったときに先払いシステムだとお金は戻ってこないです。
成功報酬型は成婚したら初めて成婚料がもらえるので、そういう部分は良心的な結婚相談所かどうかの目安にはなると思います。
小川さん:もちろん成功報酬型にもデメリットはあって、成婚させないと結婚相談所は利益にならないので、無理やり成婚させようとするケースもあります。
結婚相談所は入会したら結婚できるわけではなく、最後は自分の頑張りが必要なので、それを頭に入れた上で料金体系とかも選んだ方がいいと思います。
婚活が上手くいく人
——婚活が上手く人の特徴を教えてください
小川さん:アドバイザーとよく話をする人だと思います。
アイマリッジで言うと、私たちに何でも話してくれて、LINEなども良くくれて、質問もバンバンくれる人は、成功しています。
以前、成婚された男性が「くだらない話の中にたくさんヒントがあった」とおっしゃってくれました。
雑談と思うかもしれませんが、私たちは常にこうしてほしい、こういうところに気をつけて!
などなど、実は考えながら話していますので、気づいてくれるといいなと思います。
武石さん:素直で柔軟性がある人は仕事でも恋愛でも上手くいきます。
初めはみんな不器用だしコミュニケーションも上手ではないんですが、それでも全然大丈夫です。
ここにきて、私達と話をして、少しずつ変わっていけばいいんです。
「変わろう」という気持ちさえあれば、皆さん別人のように変わります。
頑固な人とか、人の言うことを聞かない人だと、やはり婚活は大変です。
ただ、そういう人たちは面白いことに、私たちが何か言うより、交際相手に言われる方が効果があったりするんです。
例えば、以前入会されていた方で、スマホの方が良いよと言っても頑なにガラケーを使い続けている人がいたんですが、交際相手の女性が「LINEをしたい」と言ったらすぐスマホに変えていましたね。
とは言っても、そこで頑なに変えられない人でも、同じ価値観を持った人と出会えれば結婚は出来ます。
小川さん:結局のところ「この人は絶対に結婚できない」という人はいません。
その人のことを好きになる人が現れればいいだけの話です。
武石さん:例えば、どんなに変な趣味を持っていようが、社会から変な目で見られようが、それに共感する者同士が結婚して幸せになれればいいんです。
婚活も就活と同じように「こうやれば上手くいく」というマニュアルみたいなのはあるんですが、無理して自分を曲げる必要もないのかなと思います。
コミュニケーションが苦手な人でも、最終的にコミュニケーションが苦手な人同士が結ばれるカップルも今まで沢山見てきています。
小川さん:コミュニケーションが上手く行かない中での、コミュニケーション方法というのをお伝えするのが私達の仕事です。
なので、無理してハードル上げて素敵なLINEを送ろうとか、サプライズプレゼントしましょうとか、そういうことは言いません。
その人その人の個性を生かしてて、その中で出来ることは何か、というのを考えています。
無理してこちらの考えを押し付けない、ということは意識しています。
武石さん:せっかく自分が好きで選んだ洋服を否定されたら嫌じゃないですか。
その人の色を消さない、本人主体の婚活、というのがアイマリッジの特徴です。
価値観の変化
——結婚に対する価値観はどう変化したと思いますか?
小川さん:家庭科が男女で別れなくなった教育を受けた世代から、ガラッと変わったっと思います。
家庭科の授業は男女一緒でしたか?
——確かに一緒でしたね
武石さん:昔は「技術科」と「家庭科」で男女別だったんです。
小川さん:昭和までは、調理実習や縫物は女子だけ、ラジオ作ったりとかは男子だけ、といった感じです。
家庭科が男女一緒になった世代から少しづつ価値観が変わってきたなという実感があります。
昔は女性も「養ってもらうため」に結婚相手を探していましたが、最近は明らかに女性が男性に求めるものが変わり、多くなりました。
また、男女平等になってしまった(←あえての表現)ために、男性の収入が減って、男性は家族を養えるか不安。。。と言いますね。
男女は平等になったはずなのに、家族を養わなければと思っている男性の深層心理があるというのが面白いなぁと思います。
結婚に二の足を踏むのは本当にわかりますね。
また、親の世代も変わってきたと思います。
娘はそばに置いておきたい、という親御さんが多く、娘を囲いますね。
結婚しなくていいんじゃない、と、つい言ってしまうという環境ですね。
——最近は女性が正社員かどうかを見る男性も増えていると聞きます
武石さん:増えていると思います。女性が公務員だと喜ぶ男性も多いです。
奥さんが公務員なら収入も安定しているし育休ももらえるし・・・という感じです。
小川さん:女性に資格を持っていて欲しい、という男性も増えています。
ただ、千葉の中、木更津の中だけで言うと、意外と「自分が稼ぐよ」「専業主婦でもいいよ」という人もまだまだ多いです。
土地代が安いので、都心に比べてそこまで家賃や住宅ローンもかからないし、みんな車も持ってます。
武石さん:婚活事情も土地柄によって変わると思います。
木更津だと子供がある程度の年齢になったらパートに入る、という女性が多いです。
都会だと一馬力では難しいなと思います。
印象的だったエピソード
——今までで最も印象的だった会員様の婚活エピソードを教えてください
小川さん:皆さん、それぞれにストーリーがあるんです。
武石さん:大抵みなさんドラマチックです。
小川さん:お婿さん募集の女性とお見合いをして、成婚された男性会員は印象的でした。
結婚をしたあとは会社を辞めて農家を継がれたんです。
武石さん:それをどんどん拡大して上手くいっているようです。
サラリーマンから農家に転身し、才能が芽生えたんでしょう。
小川さん:あとは、40代男性の方も印象的でした。
自分は「地元で親の面倒を見ないといけない」「墓を守っていかねば」という意識がある中での婚活だったのですが、なかなかうまくいきませんでした。
やっとうまくいった方からも田舎に嫁ぐのは嫌だとお別れされてドドンと落ち込んでいたときに、お父様から「この家に縛られることはない」「自由にどこに行ってもいいんだよ」と声をかけられたんです。
その時から、世界が広がり、次にお見合いした方とご成婚されました。
お相手は、東京のそれもかなり遠くで自営業のお仕事をされている方で、お子さんも3人いらっしゃいましたが、遠距離恋愛から行ったり来たりの結婚生活をされているようです。
結婚って本当は、とても自由になることなのに、環境からの呪縛で勝手に自分を縛り付けていることが良くあります。
婚活をしていく中でその呪縛が解けるとうれしいですね。
武石さん:あと、皆さんここで言っている願望と、結婚後の生活が真逆の人が多いです。
「このタイプは嫌!」と言っているのに結局そういうタイプの人と成婚されたり。
小川さん:「転勤は嫌」と言っていたのに、結局転勤されている方とかもいらっしゃいます。
武石さん:今考えていることは意外とあてにならなくて、どんどん変わっていくんだよ、ということは知っておいていただきたいです。
小川さん:婚活というと「結婚しなきゃ」という意識が強すぎて、結婚後の生活とかばかり気にしているんです。
でも好きじゃない人と結婚なんて出来ないんです。
なので、当社の場合は必ず恋愛結婚をしてもらうようにしています。
結婚後の生活ではなく、自分が気になる人に出会ってどういう感情の変化があったか、というところにもっと着目して欲しいです。
アイマリッジの強み
——他の結婚相談所と比較した場合の貴社の強みを教えてください
小川さん:うちは2人でやっていますので、同じことを言っていても言い方を変えたり、多方面からアドバイスすることができます。
また、LINEを使って、会員さんがいつでも悩んだときに相談できるように体制を作っていますので、ずっと悩むことがないと思います。
2人いると寝る時間も違ったりするので、その分会員様からの連絡にも対応しやすかったりします。
武石さん:2人とも性格が違うのでバランスが取れているというのもメリットです。
小川さん:あと、仲人の方は会員さんが感情的だと一緒になって感情的になりやすかったりします。
ただ、私は2人なので相手が感情的であっても落ち着いて対応できますね。
——他の結婚相談所の方とも交流はあったりするんですか?
武石さん:あります。連盟では毎月のように定例会があって、当社は4つの連盟に加盟しているので、すべての連盟が開催している月は4回参加しています。
仲人同士でプロフィールを見せ合って会員さんを紹介し合うことがあるので、他の結婚相談所の仲人さんと仲良くするのは大切です。
小川さん:それから、会員様に向けて、お相手とうまくいく秘訣をまとめたオリジナルメソッドを作成し、お見合い、パーティ、交際中など、その時々に合わせたアドバイスをドリルのようにしてお話ししています。
過去の自社のデータや、会員さんのやりがちな癖などをまとめ、自社で編み出したメソッドなので、皆さん、目からうろこ!とびっくりされます。
開業のきっかけ
——結婚相談事業を立ち上げようと思ったきっかけを教えてください
小川さん:初めは私がアルバイトとして知り合いから声をかけられて、この業界に入りました。
そのうちに人が辞めてしまったりして、ママ友だった武石に声をかけて、一緒にやるようになりました。
その会社が、千葉から撤退することになり、会員さんが困ってしまうので、引き継ぎ、独立しました。
独立と言っても、最初は子供も小さかったこともあり、ホントに小さくやっていましたが、その1年後に法人化したことで、馬力がかかった感じです。
——今後さらに拡大していったりするんですか?
小川さん:私たちも年を取っていくので、拡大というより「この仕事をやりたい」という人がいれば、仲人さんを育てるというのもやってみたいなとは思います。
婚活業界って、婚活アプリが登場したり大手企業が参入したりして過渡期にあるんですが、そんな中でも結婚するためにはどうすればいいか分からない人は沢山いるので、そういう人たちを救えるようにしたいです。
気を付けていること
——カウンセラーとして気を付けている事やポリシーなどはありますか?
小川さん:私たちは、絶対こうするといい、とか、こうしなきゃダメ、という押しつけはしません。
あくまでも、会員さんか主体と考えています。
なので、アドバイスも、ご本人が聞いたことを自分で落とし込んでくれるのを待ちます。
アドバイスは少しのコツと統計論、一般論なので、あとは、一人ひとりの良いところをわかること、そこをアピールして、そこがいい!と言ってくれる人を探すお手伝いをしている、という気持ちでいます。
武石さん:ただ、言いにくいことも多少は言わなければいけません。
全然言わないわけにもいかないので、それを受け止めてくれるような器を持ってもらう、ということを意識しています。
業界の改善点
——今の結婚相談所という業界の改善点などがあれば教えてください
小川さん:今は、ちょうど業界が変わる時期にあたり、いろいろな形態が右往左往しているなと感じます。
でも、アプリなどで、若い人たちが出会うなら相談所と思ってくれている場面も良く目にするので、そこは良かったと思います。
本当に人が好きで、お世話が好きな方なら、うってつけの仕事だと思います。
武石さん:結婚相談所って開くのに資格がいらないんです。
魅力的な謳い文句だけで開業をして、結婚相談所同士のルールを守らない人が増えるのは少し危惧しています。
小川さん:会員さんだけでなく、当然仲人さんもルールを守る必要があります。
確かに業界への参入障壁は低いかもしれませんが、他人の人生を預かることになるので安易に出来るとは思わない方がいいかもしれません。
他の婚活サービスについて
——マッチングアプリや街コンなどのサービスについてどう思われますか?
小川さん:出会いのチャンスが増えるというのはとても良いと思います。
性格によっては、アプリも街コンも上手に使いこなせると思うので、どんどん使って、お相手を見つけてくれたらよいと思います。
そうやって異性と出会うなら出会いの場に行くという認知が広がってきて、結婚するなら結婚相談所、という人も増えてきています。
昔だったら34~35歳にならなければ結婚相談所に来なかったのが、今は20代のうちから結婚相談所に来る方がとても増えました。
そういう意味では私たちにとってもアプリなどは良い入口になっているなとは思います。
武石さん:街コンなどでカップリングしても、その後どうやって結婚にこぎつけるかという問題はあります。
結婚相談所ならプロポーズまでサポートしますが、街コンだとカップリングが成立したらそこで終わりです。
出会ったら結婚できるわけではなく、出会った後がもっとハードルが高いんだということを知っておいて欲しいですね。
小川さん:そういう意味でも、アプリと結婚相談所、街コンと結婚相談所でマッチング出来ればもっと業界は良くなる気がします。
最後に一言
——最後に、結婚相談の専門家として結婚を考える若者に一言お願いします
武石さん:結婚したいという気持ちはいつか絶対に芽生えてしまうものです。
年を取るほど婚活は難しくなるので、後悔をしないようスグに動いて欲しいです。
やらないで後悔するより、やって後悔した方がいいです!
小川さん:当社に入会される会員様はほぼ100%「もっと早く入ればよかった」とおっしゃいます。
今はバツイチに寛容な時代になってますから、離婚を恐れずに、一度結婚をして社会に認められる二人というのを経験してみた方がいいと思います。
結婚は楽しいです!一生に一度、結婚しましょう。
まとめ
以上がアイマリッジの小川さん、武石さんのインタビューでした。
なんとアイマリッジさんは、結婚相談所の連盟において2019年「千葉県」の部門で1位になったんだとか。
木更津という立地ながら、船橋などを抑えてこの実績はスゴイ・・・!
お二人とも性格が異なるので、まさに2か所の結婚相談所を利用しているようなお得感があります。
是非アイマリッジさんの無料カウンセリングを受けてみてください!